フロントセミナーの役割を知らないと集客の苦労は無駄になる

フロントセミナーを開催して、高額商品を販売する。

これは、セミナービジネスの鉄板のパターンなので、多くのセミナー講師がやっている。

だけど、高額商品が全く売れずに、ビジネスとして成り立っていない人も多いんだよね。

これは僕の体感なんだけど、セミナービジネスで利益を出せていない人の特徴のひとつが、フロントセミナーへの集客に意識を置きすぎている点。

ハッキリ言って、フロントセミナーに100名集客出来ても、バックエンド商品が売れなければ、ビジネスとしては失敗なんだよね。

100名集客出来れば、バックエンド商品が1つくらい売れるでしょ~ とか思うじゃない?

そうじゃないんだよね。

フロントセミナー参加者が100名いようが1000名いようが、売れないものは売れない。

セミナービジネスとして利益を上げるために本当に必要なことは、フロントセミナーでどれだけ高い成約率でバックエンド商品が売れるかどうか。

つまり、セールスね。

集客よりもセールスが大切なんだよね。

 

集客ってのはさ、営業マンの前に人を連れてくること。

セールスってのは、商品を購入してもらうこと。

洋服屋さんで例えるなら、どんなに集客を頑張って多くの人が来店しても、1着も購入してもらえなければ売り上げは上がらず、やがて潰れるよね。

セミナービジネスも一緒。

フロントセミナーに集客しても、セールスができなければ、ビジネスとしては立ち行かなくなる。

だけど、多くの人は、集客に意識を向けがちなんだよね。

個人的には、セールスができれば集客はしなくても良いくらい。

それくらい大事。

とはいえ、ひとりも参加者が来ないとセールスする相手もいないので、それもビジネスとしてはアウトなんだけどね。

要は、集客とセールスのどちらかではなく、両方が必要ということ。

 

じゃぁ、うまくフロントセミナーに集客ができたとして、その参加者たちにうまくセールスができず、バックエンド商品が売れないなんてのは凄くもったいないよね。

すごく素晴らしいセミナーをするのに、バックエンド商品が売れない人は沢山いる。

素晴らしいセミナーで満足度も高いのに、売れないのよ。

そんなおかしなことが起こる。

何故そんなことが起こるかというと……

問題を解決しちゃうから。

フロントセミナーってさ、バックエンドのお試しの位置づけ。

そのお試しで、参加者の抱えている問題がマルっと解決されたらどう?

バックエンドを購入する理由がなくなるよね。

こういうことをやっちゃうから、バックエンドが売れなくなる。

こういうことをやってる人たちってさ、

参加者の問題を解決したら満足度があがってバックエンドを購入してくれる

とか思い込んでるふしがあるんだけど、全くの勘違いなんだよね。

フロントセミナーでは、問題解決をしちゃだめ。

こう書くと、お金のために知識やスキルを出し惜しみしているように感じるかもしれないけど、そうじゃない。

問題解決をする前にすることがあるから、フロントセミナーではそれをやる必要があるということなんだ。

 

そもそもフロントセミナーに参加する人は、どんな状態にあるかというと、

解決できない問題が起こっていることに気がついている状態。

フロントセミナーの参加者が自分で分かっているのって、これだけ。

問題が起こっているけど、その原因には気づいていないんだ。

だからまずやることは、問題の原因を究明すること。

フロントセミナーの役割とは、参加者の抱えている問題の原因を究明することなんだよね。

ここをすっ飛ばして、解決策を出しちゃうから、バックエンドが売れない。

解決策を出すのは、バックエンド商品で良いんだよね。

 

例えばね、あなたが原因不明の頭痛に悩まされていたとしよう。

ネットで色々調べたし、色々やってみたけど、全然よくならない。

で、病院にいって医師に診断してもらったら、頭痛の原因がわかり、病名もわかり、治療方法も分かった。

この時点では、薬も出ていないし、治療もされていないし、解決もしていない。

だけど、安心するよね。

そして、目の前の医師を信頼して、言われたとおりに薬を飲むし、治療するよね。

フロントセミナーでバックエンドを売るって、こういうこと。

フロントセミナーでやることは、診察して、カルテを作ること。

お薬と治療は、バックエンド。

フロントセミナーでお薬まで出しちゃったら、そりゃバックエンド買わないって。

ここが分かっていないと、セミナー集客の苦労って本当に無駄になるからね。

フロントセミナーの役割、しっかりと覚えておいてね。

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