黒崎英臣(くろさきひでおみ)

新世界LABO 所長
新世界をつくる旅人

1975年 東京生まれ
東京理科大学卒
著作:
「セミナーで商品を売りたい!」と思ったときに読む本
「人のお金で焼き肉を食べたい」と思ったときに読む本

なぜ新世界LABOを立ち上げようと思ったのか?

「俺って、生きている意味あるのかな?」

今から、12年ほど前、僕は部屋で一人、こんなことを考えていました。自分の人生の目的を完全に見失い、生き甲斐もなく、食べるために働く。そんな毎日を過ごしていたのです。

 

僕は、大学卒業後、ビジュアル系バンドのベーシストとして、プロになるべく、某テレマーケティング会社でテレアポのアルバイトをしながら音楽活動していました。当時、金髪で長髪、鼻にピアスの状態でアルバイトをしながら、年間平均40本以上のライブ活動をこなすバンド生活。なんとかライブの動員数を増やそうと雑誌の告知掲載やデモテープ販売などをしていましたが、全くといっていいほど観客動員は増えず、練習代や機材代がかさむばかり。メンバー全員が借金をしながら活動するような状態。6畳一間のアパートで1か月の食費が1万円という極貧生活。それでも、 「自分のやりたい事がやれている」 という充実した毎日を過ごしていました。しかし、あえなくバンドは解散。プロミュージシャンの夢を諦めることになり、自分の生きる道をなくし、虚無感に襲われ途方に暮れる日々を送ることになったのです。

 

バンドを解散し、途方に暮れていたある日、父親からの電話。「会社を手伝ってくれないか?」その誘いを引き受け、父親の経営する内装・清掃会社を手伝うべくフリーターからいきなり代表取締役に就任たのです。それからビジネスについて経営について学びはじめました。会社を少しでも大きくできればと思い、宅地建物管理主任者、マンション管理士 2つの国家資格も取得。バンドのときよりも経済的にも余裕ができました。

ただ、毎日が面白くない…

バンド時代のような心が満たされるような生活ではありませんでした。なぜなら、代表取締役といっても現場を周り、内装やハウスクリーニングなどの職人としての時間がほとんど。土曜日も祝日も仕事で、休みは日曜日のみ。その日曜ですら緊急の時には出勤です。その仕事が楽しむことができたら、休みが少なくても充実していたことでしょう。しかし、当時の僕は「親の会社を継ぐのは親孝行」という考えだったので、『楽しくなくてもこれが親孝行になる』とある種の自己犠牲のようなと思いで仕事をしていたのですから、心から楽しめるはずもありません。

仕事が楽しくない。その楽しくない日が週6日ある。そんな日々がこの先、何十年も続くかと思うと恐怖しかありませんでした。「本当に僕はこの仕事を一生続けていきたいのだろうか?」 という思いが頭から離れず、自分の未来への不安しかない。かといって、自分がしたいことが分からない。何ができるかも分からない。父親の会社を継ぐことが親孝行だと考えから抜け出せず、まるで心が鎖につながれているような自由が奪われたような気持ち。その気持ちはやがて、「自分の人生はこんなもんだ…」 と自分を言い聞かせるようになり、気を紛らわすかのように酒、マンガ、ゲームに没頭し、自分をごまかして生きるようになってしまいました。完全に自分の人生が手詰まり、生き甲斐もなく生かされていると感じる毎日。お金があっても心が貧しくなっていく  2度と味わいたくない、精神的にどん底の時代でした。

 

そんなある日、友人に「金持ち父さん 貧乏父さん」(著:ロバート・キヨサキ)を薦められます。衝撃でした。こんな生き方があるなんて。自分のためにお金を働かせる「不労所得」という考え方を知った時のまるで体中に電流が走るような衝撃は今でも忘れられません。自分の人生に光が差し始めたと感じた瞬間でした。「人生を楽しめる方法があるんだ!」「もっと人生を楽しみたい!!」 そう自分の人生に希望と可能性を感じ、本を読み漁り好きな事をしながらお金が稼げるように、MLM、株式投資、FX、不動産投資について学び、実際に投資をし始めたのです。

しかし、全て上手くいかず失敗…
なんでうまくいかないのだろう?

そこで気が付いたのは、いずれもお金を得るプロセスが全く楽しくない、情熱が持てないということでした。

「俺はいったい何がしたいんだろうか?」その答えを見つけるべく、2007年4月、知人の紹介で参加したシンガポールで開かれたNational Achievers Congressというセミナーに参加しました。このセミナーには世界中のトップスピーカーが16名ほど入れ代わり立ち代わり、人生を豊かにする方法についてセミナーをしてくれます。参加者の数は3000名ほど。これが人生で初めてのセミナー参加だった僕にとって、そのセミナーはあまりにも衝撃的でした。参加者に可能性をもたらすセミナーの講師のもつ影響力、パワーに圧倒され、会場のエネルギーが高く、まるでバンドのライブのよう。この状況を体感して直感的に「俺、セミナー講師になりたい!!」その時、セミナー講師として生きることを決めたのでした。

 

日本に帰ってから、セミナー講師になるための勉強を始めました。父親の会社を辞め、引っ越しをし、セミナー講師として活動する環境も整えていきました。まだまだセミナー講師としての収入だけで食べていくことはできませんでしたから、派遣社員として働きながら、セミナー講師として活動。同時に友人、知人のセミナーの運営スタッフとして加わり、セミナービジネスに必要な知識を蓄えていったのです。空いた時間があると、いつもセミナーのコンテンツを作っているような状態。本当が本当に楽しくなりました。気が付けば、世界のトップスピーカーのセミナースタッフをするために海外にも渡っていました。スタッフと言ってもボランティア、報酬は一切なく、渡航費や滞在費など20万円以上は自腹。にもかかわらず、セミナービジネスの魅力に取りつかれた僕は、海外のセミナービジネスにも関わっていたのです。そして、いつの間にか世界のトップスピーカーの来日セミナーの運営統括を任されるまでになっていたのです。ただただ、やっていて面白い。その気持ちだけでやり続けた結果、やりたいことが仕事として成立し、プライベートも充実したものとなりました。

 

これまで2万人以上のセミナー参加者をサポートしてきました。その中には、世間の人が羨むような年収の経営者もいます。そうした方々と触れ合う中で驚いたことは、どんなにお金を稼いでいても、どんなに著名で名声を得ていても、心が満たされずに苦しんでいる人があまりにも多いということです。「本当は、今の仕事を辞めたいんです。でも、辞められないんです…」そんな経営者の相談があとを絶ちません。お金を追い求めた結果、本当の自分の生き方を見失い、苦しんでいるのです。自分が本当にやりたいことがわからない、どうやって生きていいかわからない。一見幸せそうに見える方でも、実は過去の僕のような悩みを抱えている。その実態と数の多さに驚きを隠せませんでした。

自分がどんな生き方をしたらいいかわからない、何がしたいのか、どう生きていいのかわからない。これは、本当に苦しいことです。生き甲斐も働き甲斐も感じることなく、ご飯を食べるためだけに働く。一時的な満足のために酒を飲み、漫画を読み、ゲームに没頭する。僕は、そんな生き地獄の暮らしをしていました。しかし幸いなことに、心から楽しいと思える仕事に出会えました。自転車で日本一周もしました。毎月1回は旅行やキャンプに好きな人といくようになり、以前から夢だった旅をしながらセミナーをする生き方ができるようになってきました。「俺って、生きている意味あるのかな?」と人生に失望していたころからしたら、まるで夢のよう。一方で、過去の僕のように、自分の生き方がわからなくて苦しんでいる人がまだまだ多い。その実情を目の当たりにし、彼らのサポートをしたいという気持ちが日に日に強くなっていったのです。

 

やりたいことができる。これは、どんなに幸せで、どんなに素晴らしいことでしょう。しかし、日本でも世界でもそれができずにいる人たちが沢山いることに僕は気が付きました。そうして世界を見渡した時、「子どもが安全に学べる世界を創りたい」そんな気持ちが膨らんでいったのです。世界には、勉強がしたくてもできない子どもたちが沢山います。家計を支えるため、朝から晩までゴミを拾っている子どもたちがいます。戦争によって、勉強どころか命の危険にさらされている子どもたちがいます。民族の迫害によって国を追われ難民になっている子どもたちがいます。生きるために一日中、大量の水を運んでいる子供たちがいます。鉛筆の代わりに武器を渡され、人を活かすのではなく人を殺すことを教えられている子どもたちがいます。勉強がしたいのに勉強ができない。そんな子どもたちが世界中にいるのです。日本を見ても、いじめによって学校に行けなくなった、貧困によって進学ができない、などといった子どもたちが沢山います。世界中で子どもの学ぶ権利が守られず、機会と環境が搾取されている。「これは何とかしなきゃ…」そんな気持ちが強くなっていきました。

 

子どもが安全に学べる世界を創るためには、いくつものハードルがあります。働く子どもゼロ、食べれない子どもゼロ、自殺する子どもゼロ、武器を持つ子どもゼロ、子どもへのハラスメントゼロ、子どもへの健康被害ゼロ など、少なくともこれらはクリアしなければいけない。でもこれらがクリアしていったら、子どもが安全に学べる世界がつくられるだけでなく、世界中で巻き起こっている様々な問題が解決されていくのではないか? そのように感じるのです。国連は世界を変革する開発目標としてSDGsを発表していますが、それらの問題もすべて解決していくのではないでしょうか? そのためには、まずは大人が本当にやりたいことをすること。自分の気持ちを偽ることなく、周りに振り回されることなく、堂々と自分人生を生きること。生きる意味が分からない状態から抜け出し、人生を謳歌すること。まずは、大人が生きる楽しさを子どもたちに背中で見せること。それらが重要だと、僕は感じています。

 

本当にやりたいことに没頭しているとき、人は美しく輝きます。子どもを見ていると分かりますが、夢中で何かをしている姿というのは、何とも言えない美しさで神々しささえ感じます。しかしながら、大人になるにつれ、周りの声、否定、拒絶に怯え、夢中になることを忘れてしまい、いつの間にか言い訳で人生を諦めることに慣れてしまっていました。お金を稼ぐことを求められ、お金を人生の軸にして生きる。なんとつまらないことでしょう。自分の生き方ができない、やりたいことができない、そのストレスは力の弱いところで発散され、様々なハラスメントを引き起こします。様々な問題に発展していきます。しかしです。もしも本当にやりたいことができるようになったら、自分の生き方が自由にデザインできるようになったら、人生に迷うことなく幸せな毎日を送ることができるでしょう。そして、その人の経営する事業は、従業員も顧客も幸せを感じる事業のはずです。そして、そのような人と事業が増えていったら、世界はもっと美しい星となるのではないでしょうか? 世界には、飢餓、貧困、環境汚染、温暖化、ハラスメントなど、様々な問題がありますが、そうした問題が着実に解決に向かうのではないでしょうか。

 

世界中の全ての人たちが、なにかに束縛されることなく、自由に自分の人生を生きることができる。そんな世界にするために必要なことは、人間の素晴らしさを思い出すこと。人間が本来持つやさしさや、目の前の現実を自由に創り出せる能力など、人間本来の素晴らしさを思い出すことがこれまでにないほど素晴らしい新世界に繋がるのではないかと僕は思います。

人はもっと自由に生きられる!!

僕は、そう信じ、全ての人が本当にやりたいことをやれる世界をつくるための研究所として、新世界LABOを立ち上げました。本当にやりたいことが好きなだけできる世界。人の尊厳が守られている世界。これまでにないやさしさに溢れた美しい世界を多くの仲間と一緒に作っていきたい。

それが僕の願いです。

さぁ、もっと自由に生きましょう!!

あなたにお会いできる日を心待ちにしています。