セミナー開始時のアイスブレイクって本当に必要なの?
アイスブレイクには、参加者のガッチガチに固くなった緊張を解きほぐし、氷ついた会場の空気感をうららかな春風のように暖かく心地よい空気感に変える効果があって、その方法は自己紹介をし合ったり、ゲームをしたりなど様々。
アイスブレイクによって、良い雰囲気でセミナーが開始できるし、信頼関係も構築しやすいから、取り入れている人も多いよね。
でもさ
本当にアイスブレイクは必要なのかな?
アイスブレイクは、しなければならないもの?
アイスブレイクをする意味は本当にあるのだろうか?
そもそも
アイスブレイクの目的とは何だろう?
会場の空気感を変える
信頼関係を構築する
商品を売る
これらはアイスブレイクによる結果であり、目的ではないんだ。
アイスブレイクの目的は何かっていうと……
参加者にセーフティ(安心・安全)を感じさせること。
これ。
目的は『参加者にセーフティを感じさせること』であり、アイスブレイクはその手段でしかないんだけど、この目的を手段を混同すると、アイスブレイクはMUSTみたいに感じてしまう。
でも、アイスブレイクは手段の一つである以上、『参加者にセーフティを感じさせること』ができれば必ずしも取り入れる必要はないのよね。
もちろん取り入れても良いけど、MUSTではないわけ。
アイスブレイクはMUSTではないけどね、『参加者にセーフティを感じさせること』はMUSTなんだ。
その理由はというと……
人はセーフティを感じなければ変化をしようとしないから。
心を開く、本音を語る、他人の話を信用する、お金を払う、これらは全て変化であり、セーフティ(安心・安全)を感じるからこそ、これらの変化する。
セミナーでどんなに有益な話をしたとしても、参加者のセーフティがなく話を受け入れる状態で無かったとしたら、参加者の中には深く入っていかないんだよね。
ましてや、バックエンド商品を購入するなんて無理な話。
セミナービジネスにおいて最も重要な価値観は、セーフティ(安心・安全)。
そして、セミナーでやるべきことは、参加者にセーフティを感じてもらうこと。
その手段の1つが、アイスブレイク。
しかし、セーフティを感じてもらう手段は、講師の立ち居振る舞い、スタッフのホスピタリティ、会場設営など、沢山あるからね。
アイスブレイクだけで何とかしようとするのは、ちょっとモッタイナイ。
セミナー前のアイスブレイクって本当に必要なの?
ときかれたら、本当に必要なわけではない。
でも、その目的である『参加者にセーフティを感じさせること』は本当に必要だから、色々な手段をセミナーに盛り込んでいくようにしよう。