セミナーで効果が出る人と出ない人の違いは『当事者意識』にある
「セミナーで効果が出る人と出ない人の違いって、どこにあるんですか?」
先日、友人と雑談をしていた時に、こんな質問があがった。
こういう話って、講師同士でもよく話題に上るんだよね。
実際に測定したわけではないのだけど、これまでの僕の経験や他の講師からの情報によると、セミナーに参加して望む結果を出す受講者の割合は、大体、受講生の5~10%程度かな。
受講者20名に1名くらいしか望んだ結果が出せないという。。。
もちろん、講師や内容、受講者の属性によっては異なるんだけど、セミナー業界全体としてみると、受講生の5~10%程度、良くても20%くらいかな。
あくまで感覚値でしかないけど、大きく離れた数字ではないのかなと。
では、セミナーで効果が出る人と出ない人。その違いは、どこにあるのか?
その違いの最たるは、
当事者意識の有無
セミナーで効果が出ない人は、当事者意識がない人がほとんどだね。
セミナーが問題を解決してくれると依存していたり、セミナーに参加することが目的になっていたり。
なぜセミナーに参加したのかを忘れ、何となくセミナーを受講している人は、ものすごく多い。
これは、数十万もする高額セミナーでもそのような当事者意識がない人は沢山いるんだよね。
アンソニー・ロビンズのセミナーの1つであるDWDを受講しようとすると、参加費だけで安くて40万円、渡航費や滞在費を含めると60万円以上はかかる。
しかも、6日間のセミナーなので移動を合わせると8日間は最低でも必要で、仕事もストップしなければいけない。
お金と時間をこれだけ費やしているにも拘らず、当事者意識がなく、日本人による海外セミナーのツアーみたいな、どこか修学旅行な感覚で受講している人も非常に多い。
例えば、DWDに参加するにあたって、セミナー初日までに50問ほどの自分と向き合う質問に回答し、提出する事前ワークがある。
このワークを自分のために2週間ほどかけて取り組み提出する人がいる一方で、事前ワークを提出しなければセミナーに参加できないかもしれないという不安で、行きの飛行機の中でチャチャっと終わらせる人もいる。
2週間かけてワークに取り組んだ人と、飛行機の中でチャチャっと終わらせた人、どちらがセミナーで効果が出るでしょうね?
もちろん、当事者意識を持ってワークを取り組んだ人だというのは、想像にたやすいね。
受講者がセミナーで効果を出す為に必要なことは、受講生が当事者意識を持つこと。
これは、受講者が主としてやる必要があるのだけど、主催者も受講者に当事者意識を持たせる工夫が必要だと僕は感じてる。
ハッキリ言って、受講者が当事者意識を持とうが持つまいが、それは受講生が決めることであり、どの様に受講するかは自由。
しかし、『当事者意識を持つ』ということに気づいていない受講者も多数いるし、セミナーで効果を出したい受講生もいるわけだから、受講者が当事者意識を持つように影響を与えることが必要では?と僕は思うんだよね。
セミナーで効果が出る人と出ない人の違いは、当事者意識の有無にある。
受講者は、シッカリと当事者意識を持って受講すること。
主催者は、受講者に当事者意識を持つような仕組みを持ち、影響を与えること。
互いが意識して取り組むことが大切だね。
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