質問「参加者が1人でもセミナーって呼べるんですか?」についての考察
「セミナーって、参加者が1人でもセミナーって呼べるんですか?」
先日、ある方からそんな質問があった。
もしかしたらセミナーというものは参加者が複数人いなければ成立しないのではないかと、思っている人がいるかもしれないね。
これは、セミナーというものをどのように定義するかによって、呼べるかどうかが変わってくると思うのよね。
セミナー参加者が一人というのは、セミナーではなく、コンサルティングだというかもしれない。
でも、参加者1名がセミナーではないとしたならば、参加者何名からがセミナーというのだろうか?
例えば、セミナー参加者が5名からがセミナーだとした場合、それはグループコンサルティングとはどう違うのだろうかね。
そんなことを考えていくと、セミナーがセミナーであるかどうかの要素に人数は含まれないと僕は思うのよ。
僕のセミナーの定義は、
参加者の理想と現実のギャップを埋める体験の場
この定義に照らし合わせると、参加者の理想と現実のギャップを埋める体験の場があるのであれば、参加者が何名であろうとセミナーと呼べるというのが僕の考え。
例えば、バンドのライブに観客が1名だとしようか。
そこで行われているのは何かといえば、やっぱりライブなんですわ。
観客が1名でも2万人でもライブなんですわ。
参加者が1名だろうが5000名だろうがセミナーはセミナー。
ということで、セミナーは参加者が1人でもセミナーって呼べる、というのが僕の結論ですね。
さて。。。
この話、一見どうでもいいような話に感じるかもしれないけど、実は集客のストレスを軽減させる話にもつながってくるんだよね。
というのも、
「セミナーは、○○名を集めなければ成立しない」
などといった思い込みがあると、その人数を集めることが心の壁になって、行動に移せなくなる人もいるわけですよ。
目標として集客人数を設定するのは構わないけど、「集めなければならない」という意識が強いとプロセスが苦しくなって、良いセミナーは作れないからね。
セミナービジネスをし続ける人がそういう状態ではやっていけないけど、これから講師デビューする人がそんな思い込みで二の足を踏むのはもったいない。
セミナーは1名でも成立するんだから、
「とりあえず1名来てくれれば良いや~」
くらいの軽い感じでセミナーを楽しむことに集中したら、結構うまくいったりするからね。
セミナーはもっと楽しくて良いはず。
思い込みに飲まれず、リラックスして楽しんでいきたいね。
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