床に寝そべって受講しても全く問題ないセミナーがあった
セミナーは、椅子に座って講師の話を聞くものである。
以前の僕はセミナーに対してそのような思い込みがあったのですが、今から10年前、初めてアンソニー・ロビンスのセミナーを受講した時に、僕の思い込みを外すことになった衝撃の光景を目の当たりにしました。
その衝撃の後継とは。。。
床に寝転がってセミナーを受講する参加者たち。
セミナーは椅子に座って受講するもの、という、寺子屋や学校の授業での受講の仕方が脳内にこびりついていた僕からしたら、本当に衝撃な光景。
だって、床にうつ伏せになりテキストを開き、アンソニーの話を聞き、学んだことや気づきを書いているんですよ。
その様子はまるで、一日の終わりにベッドの上で日記を書いているよう。
学校でそんなことをしたら確実に怒られます。
が、そのように寝転がって受講する人が1人や2人ではなく、少なくとも10人はいたんですね。
さらに驚いたことは、そうした受講の仕方に、クルーたちも特に注意することをしないということ。
参加者が受講したい方法で受講をさせている、といった様子でした。
ということで、実際に僕も床に横になってセミナーを受けてみました。
なんていう心地よさ^^
非常にリラックスできます。
そのときの床は、フローリングでもコンクリートでもなく絨毯だったのですが、床の硬さも程よく、気を抜くと眠ってしまいそうな心地よさです。
セミナーはこんなにもリラックスした状態で受講できるものなんだということに、その時に実感しました。
と同時に、セミナーは椅子に座って受講することが全てではないということにも気づいたのです。
確かに、講師やスタッフたちに対してリスペクトするという点では不適切かもしれません。
だがしかし、だがしかしです。
セミナーの目的が参加者の成長だとするならば、運営側として目的のために参加者にリラックスしてもらいたいのであれば、寝転がるという受講の仕方を考えてみるのはアリなのではと僕は思います。
椅子に座り、常に緊張状態で受講するもよし。床に寝転がって、リラックス状態で受講するのもよし。
参加者が最も受講したい状態で受講できるように環境を用意していく。
もちろん、そのセミナーをどうしたいか、という意図もありますから、あくまでそれに沿った範囲内でということになりますけどね。
セミナーは、いかに居心地の良いフィールド(時間を空間)を作れるかがカギだと僕は感じています。
そのフィールドを作るためには、椅子や机の並べ方なども含め会場設営の役割は非常に大きいです。
セミナーはこうあるべき、という信念を持つのは素晴らしいですが、それによって居心地の悪い空間にもなってしまう場合もありますからね。
ですので、自分のためにも、参加者のためにも、その信念にとらわれすぎず、居心地の良いフィールドを作っていきたいですね。
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