情報に価値がなくなってきた!これからのセミナービジネスはどうする?

情報の価値というのは、年々、ゼロに近づいています。

科学技術が発展すればするするほど、ゼロに近づいていくわけです。

 

例えばです。

僕が利用しているラインモバイルでは、月額1100円で3ギガバイトのデータのやり取りができます。

3ギガの内の2ギガバイト、733円分をデータ取得に費やしたとします。

仮に1記事3000文字のテキストデータが5キロバイトだとするのであれば、

2000キロバイト(2ギガバイト)÷ 5キロバイト/記事 = 400記事

の記事を1カ月に取得することができます。

一記事当りの価格を計算すると、

733円 ÷ 400記事 = 1.83円/記事

となり、一記事を手に入れるのに1.83円のコストだけです。

 

20年前はどのような状態であったか?というと、まだADSLは普及していなくて、回線速度128キロでデータのやり取りをしていた状態。

それから、ADSLが普及し、光回線も登場。

科学技術の発展によって、1カ月にやり取りできるデータ容量がみるみる増え、本当に沢山の情報を全世界から得られるようになりました。

これは同時に1つの情報の価値がどんどん下がってきているということを意味し、先の例でいえば1.83円で有益な情報が手に入るということを意味しているわけですね。

画像付きのブログ記事では、単価はもう少し高くなりますが、いずれにせよ情報の価値というのは科学技術の発展と共に年々下がってきており、やがては限りなくゼロに近づいていくことでしょう。

そしてこれは、全世界の流れとして止められない状態にあると、僕は感じています。

 

この流れを前提に、これからのセミナービジネスを考えていくと、持っている情報に価値を持たせるセミナービジネスは、年々難しくなっていくと感じています。

今現在、海外で仕入れたコンテンツなどは価値があり、お金を払う人は沢山います。

なぜなら、英語を始め、外国語を話せない人が沢山いるから。

しかし、今以上に優れた翻訳システムが現れたら、セミナーに行かずとも優れた情報が無料で手に入るわけです。

なので、情報に価値を持たせ、情報を参加者にインプットさせるセミナービジネスは、今後、やりにくくなるだろうと僕は考えています。

 

以前、セミナー参加者に20年以上、全国の商工会議所で登壇し続けている方がいました。

その方いわく、

「もう情報の価値だけでは満足されなくなってきた」

とのこと。

僕の研究でも、セミナー参加者の満足度の8割は、問題解決ではなく、ホスピタリティにあるというのが分かっています。

こうした事もあり、これからのセミナービジネスは情報に価値を持たせない経営にシフトする必要があるのではないか?、と僕は思うわけですね。

 

 

では、セミナービジネスを経営するにあたり、情報ではなく、何に価値を持たせればいいのでしょうか?

 

僕は、セミナーは参加者の理想と現実のギャップを埋める体験の場、と定義しています。

この理想と現実のギャップを埋める方法なのですが、それは、

  1. Input
  2. Output
  3. Feedback

の3つ。

インプットしてアウトプットしてフィードバックをする(貰う)のサイクルをグルグル回すこと。

このサイクルにヒントがあるのですが、これまではインプット、つまり提供する情報に価値を置いていたわけです。

しかし、インプットに価値を置かなくなったとしたら?

もうお分かりの通り、アウトプット、フィードバックに価値を持たせるということになりますね。

 

セミナーは参加者の理想と現実のギャップを埋める体験の場であり、インプットも体験の1つではありますが、アウトプット、そして、フィードバックの体験に価値を持たせていくこと

これは、教えます教わります、というスタイルのセミナーではなく、一緒に作りましょう、というスタイルに変わるということでもあると僕は考えます。

一方通行ではなく双方向、ひとりで作るのではなく、みんなで作る、そんなセミナースタイル。

 

僕は10年間、セミナー業界をみてきていますが、時代の流れとともにセミナービジネスのスタイルも、ほんの少しずつ変わってきているのを感じます。

これまでのような情報に価値を持たせるセミナーが売れなくなってきているのも、目の当たりにしています。

決して情報に価値を持たせるやり方が悪いわけではないですが、時代の流れに逆らうのは大変そうだなぁ、と。

 

自分を幸せにするためにも、時代の流れに逆らわないセミナービジネスへのシフトを考えてみてはいかがでしょうか?

コメント