「過去の自分を助ける」という意識でビジネスをすると行き詰まる
コーチやセラピストのコンサルをしていると、
「私のお客様は、過去の自分です」
「過去の自分を助けたいです」
という方がとても多いのだけど、「過去の自分を助ける」という意識でビジネスをしていくと、どこかで行き詰まる、と僕は感じてる。
その理由は2つ。
1つは、「過去の自分」がお金もなく行動もしない人物である場合も多く、労力の割にお金にならなかったり、お金になったとしてもお客様が成果を出さず実績にならないから。
もう1つは、そもそもお客様との間に「助ける人」「助けられる人」という分離感があるから。
ビジネスを作っていく上で大切なのは、
どの様なお客様を相手に商売がしたいのか?
どの様な関係性を築きたいのか?
を徹底的に考えていくこと。
そして、一番のポイントは、
お客様は、ビジネスを一緒に育てるビジネスパートナーだと考えること。
ビジネスってね、売り手だけでは成立しないわけですよ。
売り手と買い手がいて初めてビジネスは成立する。
そう考えると、お客様はビジネスを一緒に育てるビジネスパートナーであり、チームであり仲間である。
「売る人」「買う人」という役割の違いはあるものの、そこには分離感はゼロ。
こうした意識でビジネスを作っていくと、ビジネスはうまくいく実感があるね。
もしも、一緒にビジネスを育てるビジネスパートナーをたった一人選ぶとしたら、誰を選ぶ?
そのたった一人に過去の自分を選ぶ?
僕なら絶対に絶対に絶対に選ばないね^^
だってさ、過去の僕はお金持ってないし、言い訳多くて行動しないし、良い情報は独り占めしようとしてシェアしないし(苦笑)
そういう過去の僕より、今の僕より、もっと人間的に素晴らしい人をパートナーに選ぶね。
ビジネスは何をするかよりも、誰とやるかが問題だ!
なんてことを言われるけど、まさに誰とやるかが問題で、お客様をビジネスパートナーとして考えると、誰にするかを考えることは非常に大切なことだと僕は感じてる。
「過去の自分を助ける」という意識でビジネスをすることが特に悪いことなわけではない。
でもね、それはどこかで自分の不足を満たそうとすることだったり、自分の幸せから離れていく行為だったりする場合も多くあるということは、知っておいた方が良いと思うんだよね。
自分が幸せになるビジネスを作りたいのであれば、自分が望む理想のお客様や、その関係性を徹底的に考えること。
「助ける人」「助けられる人」という分離感ではなく、「お客様はビジネスを一緒に育てるビジネスパートナー」という一体感のあるビジネス。
そんなビジネスを作っていきたいものだね。
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