フロントセミナーの価格の相場はいくら?価格帯によるメリット・デメリットは?
フロントセミナーの価格はいくらにしたらいいんですか?相場ってあるんですか?
このような質問をよく受けるし、僕もセミナーをやり始めの時は、色々と悩んだ点。
これまでの経験上、フロントセミナーの価格の相場って、あると言ったらあるし無いと言ったらないんだよね。
相場を気にする必要もないし。
とはいえ、価格帯によってメリット・デメリットは知っておくと参考になるから、お伝えしていこうと思う。
フロントセミナーの価格の相場
一般的に、フロントセミナーの価格相場は、0~3万円と言われている。
もちろんフロントセミナーが2時間なのかワンデーなのかで変わってくるし、受講者が誰なのかにもよって変わってくるけど、3万円以内の価格設定をしている講師が多い。
これは僕の感覚でしかないのだけど、スピリチュアル系のフロントセミナーは0~5000円、自己啓発系は3000円~10000円、ビジネス系は5000円~20000円という価格帯が多い感じ。
フロントセミナーでは一旦、0~3万円の範囲内で自由に設定してみると良いでしょう。
価格帯によるメリットとデメリット
価格帯:0~5千円のメリットとデメリット
一般的に0~5千円は、損してもさほど痛くない金額と言われてる。
だから、
「良いセミナーかよくわからないけど、ちょっと参加してみようかな」
というお試し感覚で、集客しやすく満席にもしやすくなるのはメリット。
しかし、損しても痛くないという手軽さはデメリットでもあって、それは、
当日のドタキャンが増えるということ。
セミナーのドタキャン自体は、価格帯に関係なく起こることなので、これはこれで対策をするのだけど、にしても5千円以下のセミナーのキャンセルは多い。
雨が降ったらキャンセルが出るし、気温が暑いとキャンセルが出るし、気温が低くて寒いとキャンセルが出る。
参加費5千円と面倒くさいが天秤にかかり、めんどくさいが勝つ場合が多いんだよね。
「まぁ、5千円くらいなら良いっか。飲み会1回分くらいだし」
とキャンセルが増えるのが、0~5千円の価格帯。
フロントセミナーのキャンセルが多いということは、バックエンド商品を販売する相手の数が減ってしまい、売上アップのチャンスも減るということでもあります。
少人数のフロントセミナーでキャンセルが出ると、たまったもんじゃないですよ(苦笑)
ですから、この価格帯で設定するのであれば、会場に何人集めるのかなどもシッカリと考えること。
参加しやすいけど、キャンセルもされやすいのが、0~5千円の価格帯です。
価格帯:1.5~3万円のメリットとデメリット
1.5~3万円のフロントセミナーは、質の高い参加者を集めることが出来ます。
例えば、4時間で3万円を支払える人は、すでに実績を出している人や本気の人など人が限られます。
「試しに来てみました」という軽い感じの人は参加せず、本気度の高い人、意識が高い人、実力のある人が集まるので、参加者の満足度は高く、高額バックエンドも売れやすくなります。
富裕層やエグゼクティブをターゲットにするなら、間違いなく高価格帯にすることですね。
デメリットは、忙しい人が多いのでセミナーのように特定の場所と時間に来てもらうことが難しい点。
なかなか大人数を集めるのは困難だったり、急に仕事で来れなくなる場合も多少あります。
しかし、面倒くさくてキャンセルするわけではないので、日程を変更して参加されるケースも多いですからね。
フロントセミナーを大人数集めて1回だけ開催するのではなく、少人数で複数回開催するように企画すれば、さほどデメリットが無いように僕個人は感じますね。
価格帯:5千~1.5万円のメリットとデメリット
この価格帯は、参加のしやすさ、参加者の質や本気度、キャンセル数など、低価格帯、高価格帯のメリット・デメリットが混在している中間といった感じですね。
ただ、参加費が1万円を超えると、参加者の質や本気度が変わってくるかな、という実感があります。
自己投資額が4桁から5桁に変わることで、参加者の意識が多少変わるのでしょう。
1万円という価格は、学ぶ意識と払える価格のバランスがとれている価格なのかもしれませんね。
比較的、参加もされやすいし、バックエンド商品も売れやすくなってきます。
キャンセルも低価格帯ほどではないものの高価格帯よりも多いですね。
バックエンド商品を価値ではなく価格で判断する人もいたり、バックエンド商品を購入できる支払い能力がない人も多いですから、高額すぎるバックエンド商品は成約に導くのが難しかったりします。
本当に低価格帯、高価格帯の中間といった感じですね。
価格を先に決めてから集客を考える
ここまで書きましたが、ぶっちゃけ基本的にフロントセミナーの価格は、自由に設定して良いです。
つまり、
自分が欲しい金額でOK!
ってことで、120分で1人1万円貰いたければ1万円にすればいいし、ワンデーで3万円欲しければ3万円にすればいいです。
フロントセミナーを10万円にしたければ、10万円にしたらいい。
アンソニー・ロビンズのフロントセミナーは、4日間で10万円ですからね。
そうしたフロントセミナーも作って良いわけで、相場がどうこう、周りのセミナーがどうこうなんてことは、参考にする程度で必死こいて思い悩むことではないかなと。
本当に悩むべきは、
価格がどうあれ、どうしたらフロントセミナーの興味を持って参加してもらうか?
1万円なら1万円、5万円なら5万円と価格を先に決めてから、
1万円のフロントセミナーに来てくれるにはどうしたらいいか?
を考えていけばいいだけ。
セミナーが魅力的であれば、多少、価格が高くても価値を感じれば参加しますからね。
どのみちフロントセミナーが5千円でも3万円でも集客の手間は変わらないんだから、価格は高く設定するのがおすすめです。
高価格帯のフロントセミナーを作れない場合
とはいえ、
私のセミナーの受講者ではフロントセミナー3万円はキツそうです・・・
という人もいるかもしれません。
受講者の収入状況に合わせて価格を設定するというのもポイントなので、あまり価格を高くしても受講者が手が出なければ意味が無い。
そんな時、価格設定はどうしたらいいのか?
一番早いのは受講者にリサーチすること。
受講者、いわゆるターゲットにリサーチすることが一番早い。答えはターゲットが持っていますからね、直接、聞いてみると良いでしょう。
しかしリサーチをしたからといって、フロントセミナーの価格を3千円以下には設定しない方がいいですね。
なぜなら、安く情報を欲しがる当事者意識の低い人が集まりやすいし、ドタキャンも多い・・・
そのあと高額の商品を売ることを考えると、120分で最低でも5千円は払うような人を集めることをオススメします。
集客力があって、セミナーセールスのスキルがあれば、0円でも3000円でも構わないんだけどね。
そうでない場合は、5千円以上にしておいた方が良いですね。
まとめ
フロントセミナーの価格相場についてお伝えしたけど、結局のところ、
誰を相手にしてセミナービジネスをしたいか?
ということになってきますね。
ドタキャンが多い、当事者意識も低く、価値ではなく価格でバックエンドを判断し、高額商品を購入する支払い能力もないような人を相手に、今後もセミナービジネスをしたいかどうか?
そのセミナービジネスをすることが、本当に自分を幸せにするのか?
を考えていくと、誰を相手にするか、価格をいくらにするかというのは自然と見えてきます。

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セミナービジネスもビジネスであり、慈善事業ではないですからね。
しっかりと売上を上げることを考えなければいけないし、自分もお客様も幸せになるビジネスを作る必要があります。
あくまで相場は参考程度にし、実際の価格は、自分を幸せをするセミナービジネスを作ることを意識して、設定していくことをオススメしますよ。
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