富裕層は勉強熱心!教えられることがなければ教えなければいい。それでもセミナーはうまくいく!!
富裕層セミナービジネスについてお伝えしていると、
「私には、勉強熱心な富裕層達ほど知識がありません。私が教えられることってあるのでしょうか?」
そんな相談を受けます。
たしかに富裕層は勉強熱心な方は多いです。
ですから、富裕層を相手にセミナーをするのであれば、無知では相手にされませんので、常に勉強することは必要となります。
だからといって、必ずしも彼らが知らないことを我々が知っておかなければいけないということはありません。
もちろん、何らかの課題を抱える彼らに対して、まだ彼らが知らない解決策を提供できるのは、それは1つの魅力。
しかし、彼らにそうした教えられることがないのであれば、教えることをやめたらいい!!
というのも、教えるだけがセミナーではないからです。
ハッキリ言って、彼らが既に持っている解決策、既に実践している解決策をセミナーで提供しても、全く問題はありません。
それで彼らの満足度が下がったり、評価が下がったり、ということも、ほとんどありません。
なぜなら、それによって勉強熱心な富裕層の真に求めているものが手に入るからです。
勉強熱心で行動もしている富裕層達が真に求めているものは何だと思いますか?
勉強熱心で、実践もしていて、成果も出している。
知識もあり、経験もある富裕層達が既に持っている解決策について、どうしてまた受講をするのか?
その理由は。。。
正しさを求めているから。
本当にこの手順であっているのだろうか?
この考え方で良いのだろうか?
実践して成果が出たけど、この結果は正しいのだろうか?
もっと成果は高められるのではないだろうか?
このように正しさを求め、どこかに不安や期待を感じています。
ですので、富裕層が既に持っている解決策を再度学ぶということは、自分の考えや手順が間違っていないか、抜け漏れはないかなどの確認作業でもあるんですね。
復習です。答え合わせです。ここで教える必要はありません。
セミナーで復習をすることにより、
「やっぱりこれで合っていたんだ」
「そっか~、ここが漏れていたな」
「ここを埋めれば、もっとうまくいきそうだ」
と不安が安心に変え、可能性を広げていく。
ですので、必ずしも富裕層が全く知らない情報を提供する必要はないというワケです。
セミナーというと、参加者が知らないことを教えなければいけない、と勘違いしている方もいますが、セミナーは復習の場、答え合わせの場であっても全く問題はないのです。
ここで忘れてはいけないことがあります。
それは、解決策を自分の言葉で話す、ということ。
例えば、業務改善の解決策としてPDCAをセミナーで提供したとしましょう。
PDCAは本も多く出版されていますし、セミナーで話している方も多い、ポピュラーな解決策です。
確かに同じことを学ぶと復習になるとは言え、どこかで聞いた話ばかりだと、「またか」という気持ちが非常に高まり、不満は募っていきます。
こんな時に大切なことは、「PDCAを自分の言葉で話す」ということです。
自分自身はPDCAをどのように理解しているのか?
自分にとってPDCAとは何か?
こんな使い方をしたら、うまくいった
こんな使い方をしたら、失敗した
提供している解決策は、ポピュラーなPDCA。
しかし、そこに自分の考えや経験をのっけて、自分の言葉で語る。
そうなると、他では聞けない、そのセミナーでしか聞けないPDCAになるわけです。
「まさか、その観点はなかった」
「そんなアプローチがあるとはね」
「あ~、だからうまくいかなかったんだ」
受講者からは、このような声が上がり、満足度はさらに高まりますよ。
富裕層は勉強熱心です。行動力もあり、成果を出すのも早いです。
かといって、彼らが知らない解決策ばかりを提供する必要はありません。
復習の場、答え合わせの場というスタンスでセミナーを構築していきましょう。
ただし、解決策は自分の言葉で語るように。
富裕層が惚れるのは、結局は人ですからね。
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