セミナー参加者の満足度を高めるには、問題解決よりも○○の質に磨きをかけること

セミナーに関する勘違いの1つとして、

「参加者の問題を解決すれば、満足度が高まる」

というものがあります。

しかし、これは大きな大きな、本当に大きな勘違いなんですね。

 

僕も、セミナーをやり始めたころは、

「問題を解決すれば満足してもらえる」
「参加者の知らない情報を提供すれば満足してもらえる」

と信じ込み、疑ってもいませんでした(苦笑)

しかし、アンソニー・ロビンズをはじめとする世界トップスピーカーのセミナーのクルーをした時、

「問題解決が参加者を満足させるカギではないのかも?」

そんな疑問が湧いてきたのです。

というのも、まだ何も問題解決がしていないし、解決策も提供されていないのにも関わらず、すでに満足をしている人が沢山いるのを目の当たりにしたからです。

いったい何が、参加者の満足度を高めるのでしょうか?

 

セミナーで満足した点と不満だった点

僕はこれまでセミナーの参加者200名以上に

質問1:あなたがこれまで参加したセミナーを振り返ると、どのような点に満足をしましたか?

質問2:あなたがこれまで参加したセミナーを振り返ると、どのような点に不満を感じましたか?

という質問をしたところ、次のような答えが返ってきました。

 

満足した点:

話が分かりやすかった、講師に実績がある、声が聞き取りやすかった、ワークが多かった、実践的な内容、知りたいことが学べた、気づきがあった、講師に清潔感があった、レジュメがあった、会場が駅から近かった、話に共感できた、トイレがきれい、事例が多かった、講師に自信があった、退屈せず楽しかった、スタッフの対応がよかった、参加者同士の交流がもてた、懇親会があった、感動した、やるべきことが分かった、決断ができた、思い込みが外れた、食事が付いていた、会場が広かった、会場が静かでセミナーに集中できた、参加者の質が良かった など

 

不満を感じた点:

話がつまらなくて眠くなった、講師の自慢が多かった、話の脱線が多すぎる、声が小さかった、スライドが見えなかった、講師が自信がなさそうで頼りなかった、抽象的な話ばかり、講師に清潔感がなかった、会場が遠かった、会場が分かりにくく道に迷った、スタッフの対応が事務的、ワークが少なかった、退屈だった、参加者同士の交流がなかった、懇親会がなかった、会場の周りがうるさくてセミナーに集中できなかった、参加者の質が悪かった、会場の雰囲気が悪かった、肝心な所が分からなかった、会場の室温が寒すぎる など

 

さて、この2つを見比べて、なにが分かるでしょう?

ここに参加者の満足度に関する答えが隠されているんですね。

お分かりですか?

 

セミナー参加者の満足度を決定づけるものとは?

セミナーの満足点と不満点、この2つを見比べてわかることは、

問題解決による満足度は、2割程度。

8割は、ホスピタリティにあるということです。

 

例えば、満足した点で、会場が近かった、トイレが綺麗だった、スタッフの対応が良かったなどがありますが、問題解決とは関係がありません。

会場が近かろうが、トイレが綺麗だろうが、参加者の問題が解決するわけではないです。

不満な点には、懇親会がなかった、とありますが、あってもなくても参加者の問題解決には直接関係のないことです。

 

これらから分かることは、セミナー参加者の満足度を高めるポイントは、

『セミナーで問題解決ができたかよりも、スタッフの対応や会場の場所、講師の立振る舞いなどホスピタリティが重要だ!』

ということです。

 

セミナー参加者の満足度は、

問題解決 ・・・ 2割
ホスピタリティ ・・・ 8割

覚えておきましょう。

 

高級ホテルの値段の価値はどこに感じるか?

例えば、1人1泊40,000円の高級ホテルがあるとします。

果たして、部屋と風呂、料理を提供するだけで宿泊客は40,000円の価値を感じるでしょうか?

 

極上の部屋、極上の温泉、極上の料理が提供されたら、確かに満足感を感じることでしょう。

しかし、40000円の価値は、それだけではないのではないですか?

 

宿泊客は部屋、温泉、料理以外に、宿泊費40,000円に見合った極上のおもてなしを期待していて、当然ながら宿も極上のおもてなしを提供しています。

だからこその1泊40,000円です。

 

極上の部屋、極上の温泉、極上の料理は出るけど、従業員が横柄で態度が悪く、話しかけてもろくに返事もしない宿

一方、それなりの部屋、それなりの温泉、それなりの料理だが、愛想よく、楽しい会話ができ、きめ細やかな気配りと親切丁寧な心配りができる宿

どっちが40,000円はらって宿泊して良かったと思えるでしょう?

恐らく多くの人が極上のおもてなしを受けられる宿の方が良かったと感じるのではないかな。

部屋と風呂、料理の質にホスピタリティの質があるからこそ、値段以上の満足度を宿泊客に感じてもらえるわけです。

 

フロントセミナーでバックエンド商品が売れない理由

フロントセミナーでバックエンド商品が売れない原因、「問題解決をすれば満足度が高まる」という勘違いにあります。

フロントセミナーでは満足度を高めるのはもちろんなのだけど、問題解決だけで満足度を高めようとしても2割くらいしか高まりません。

その上、問題解決ばかりするもんだから、受講者は解決してもらうものが無くなって、バックエンド商品を購入する理由がなくなるという。。。

フロントセミナーでバックエンド商品を売りたいなら、ホスピタリティの質を高めて満足度を高めることがポイントなんですね。

 

VIP席が真っ先に売り切れる理由

イベントやセミナーによっては、座席にグレードが分かれます。

で、真っ先に売り切れるのは、一番金額の高いグレードの席。

 

ここでちょっと考えてもらいたいのですが、一番高い席でも一番安い席でもセミナーで聞く話は同じです。

問題解決だけであれば、席はどこでも同じです。

では何が違うのか?

それは。。。

 

サービス、ホスピタリティとそこに付随する感情。

 

VIPは、一番前の席が用意されたり、水や食事が用意されたり、講師と食事が出来たり、並ばなくても真っ先に席に座れたりと、特別待遇されます。

が、真っ先に一番前の席に座れたからといって問題は解決しません(笑)

他のVIPと人脈が作れるというのもありますね。

それによって、問題が解決する場合もありますが、セミナー自体が解決しているわけではなく、単なるきっかけです。

一番高いVIP席が真っ先に売れるのも、特別な満足ポイントがあるからこそ。そこに秘密があるんですね。

 

まとめ

セミナーにおける満足度は、問題解決が2割、ホスピタリティが8割。

ですので、参加者の満足度を高めたいのであれば、ホスピタリティの質を高めることです。

参加者に対して、笑顔で挨拶する。

これだけでも、参加者の満足度は大きく変わってきます。

 

セミナービジネスも客商売。

問題解決だけにとらわれず、もっと広い意味で

「お客様を喜ばせる」

ということをも考えていきたいですね。

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