他では聞けない独自性のあるセミナーコンテンツを作るには?
他では聞けない独自性のあるセミナーコンテンツを作るにはどうしたら良いでしょうか?
セミナーというのはコンテンツの提供の場ではなく、体験の場であるので、他では体験できないことを体験できるのであれば、それは独自性のあるセミナーとなります。
なので、コンテンツ自体は他で聞けるものであったとしても、セミナービジネスで稼ぐことは可能です。
しかしながら、コンテンツすらも独自性を持たせ、他では聞けないコンテンツに仕上げていくと、その道のプロフェッショナル、第一人者としての周りの認識を強めることができます。
そして、自分自身、そして自分のセミナーを見つめ直す良い機会にもなるので、最終的に作り上げるかどうかは別にしても、非常に良い取り組みになります。
独自性のあるセミナーコンテンツを作るヒントは3つあります。
ヒント1:誰かのコンテンツの使用をやめること
まず、独自のコンテンツを作りたいのであれば、誰かのコンテンツを使用することをやめることです。
もし誰かのコンテンツを使用しているのであれば、それと同じ効果が出せるコンテンツを自分で考えていくことが必要となります。
例えば、これまでセミナーをPDCAを使っていたとしましょう。だとしたら、
PDCAを使わずにPDCAと同じ効果を出すためにはどうしたら良いか?
を考えていくと独自のセミナーコンテンツになっていきます。
ヒント2:セミナーのテーマを定義をすること
自分のセミナーのテーマについて、自分の言葉で定義をすると、独自のコンテンツの軸になります。
例えば、達成に関するセミナーをしているのであれば、達成とは何かを自分の言葉で定義します。
成功に関するセミナーであれば、成功の定義。
マーケティングに関するセミナーであれば、マーケティングの定義。
結婚に関するセミナーであれば、結婚の定義。
それぞれを誰かの言葉ではなく、自分の言葉で定義をしていくことで、他では聞けないコンテンツとなっていきます。
ヒント3:無意識でやっていることを顕在化すること
自分が無意識でやっていることを無意識にとどめるのではなく、顕在化していくと自分にしか話せないコンテンツとなります。
これは自分は無意識でやってしまっていて、やって当たり前の状態なので、非常に気づきにくいです。
見つけるヒントは、参加者からの思いがけない質問の中に隠されていたりしますので、参加者の声に常に意識を傾けておくと良いでしょう。
僕は、セミナーセールスについての講座をしています。
この講座では、5年前までアンソニー・ロビンスのILASAというプレゼンテーションのコンテンツを使用していました。
しかし、独自のコンテンツを作るためにILASAだけでなくアンソニーのコンテンツ全てをプライベートでも使用することをやめ、そして、ILASAを使わずにILASAと同じ効果が出せるコンテンツを作り始めたんです。
コンテンツを作る過程で、『セミナー』について自分自身の定義をする必要性が出てきたので、
そもそもセミナーとは何か?
ということを考えていったんですね。
ああでもない、こうでもないと考えて考えて考えて、数か月。ようやく完成したセミナーの定義が、
セミナーとは、参加者の理想と現実のギャップを埋める体験の場である
です。
この定義は僕のセミナーの軸となり、この定義からスタートするとコンテンツは非常に作りやすくなっていきました。
そして、ある時のこと、セミナー参加者から
「なぜこのセミナーは、机がなくて、この椅子の並べ方なんですか?」
というセミナー会場の設営に関しての質問がありました。
僕はそれまでその設営方法は当たり前のことで無意識にやっていたことであり、なぜそのような設営にするのかについては深く考え事はありませんでしたが、参加者は疑問に感じていたんですね。
確かによくよく考えてみると、その設営をするからには必ず何らかの理由があるわけで、そのことに気づいた僕は会場設営に関して無意識化にあったコンテンツを顕在化し、コンテンツ化していきましたね。
こんなことを一つずつやって言ったら、他では聞けないコンテンツとなり、セミナーになっていった感じです。
こうしたプロセスは僕に自信を与えると共に、参加者の満足度、そして、バックエンド成約率にもつながっていき、紹介の数も増えていきましたね。
独自のコンテンツを作ることは、どの様なセミナービジネスをしたいのか、どの基準を目指しているのかによって変わるので、必ずしも必要なことではありません。
が、実際に作ってみると、色々なことが見えてきます。
とくに、無意識を顕在化するプロセスでは、
自分は人の役に立つ凄いノウハウを既に持っていたんだ!
というのを大いに気づかされましたね。
自分にはまだ知識がないとか、経験が足りないとか、そんなことは全くなくて、それを理由に誰かのコンテンツに依存する必要も全くないということにも気づきます。
実はコレまでの人生経験で、人の役に立つコンテンツを無自覚で作り上げてきていて、無意識で使用している。それが当たり前すぎて、気づいていないだけ。
ということに、気づかされます。
そういった自分の知らない自分に出会うこともできるので、独自のコンテンツを作ってみるのも良いんじゃないかなと僕は思います。
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